「麻の葉」第32号
2020/04/30 (Thu) 21:15
麻布教育研究所長通信「麻の葉」第32号
本通信は、当初は不定期刊行、そして2年前より奇数月末の発行でやって
まいりました。なので、今年3月1日の通信は「臨時号」であったのです。
しかし、昨今の状況の変化の早さには驚くことばかりで、隔月の通信では
追いつかないような情勢になってまいりました。
3月にも学校の臨時休校があり、コロナ感染のことはすでに重大な問題に
なっていたところではありましたが、4月6日に7都府県の緊急事態宣言、
その10日後には全国に宣言が拡大されまして、日本中の学校が休校になり
ました。
みなさまにもご想像がついていらっしゃると思いますが、私のほうも休業と
いいますか、4月の業務はすべてキャンセル、5月もそうなりそうな状況です。
そんな中、名護市立東江中学校さんから、「オンラインで校内研をやって
みませんか」というご提案を受けました。今週、無事に実現できましたので、
ご報告いたします。
まず4月27日(月)に、校内で研究主任の先生と教頭先生による模擬授業が
行われました。同校の先生方は生徒役となって授業を受け、そのあと、
意見交換などを行いました。私も学校のPCに接続されたWEBカメラで
その授業を参観させていただきました。
つぎに4月30日(木)に、その模擬授業も踏まえながら、同校の授業改革が、
文科省の新学習指導要領や沖縄県教育委員会の施策とどのように連関して
いるのかについて、私のほうから講話という流れになりました。
Zoomを使いまして、学校のほうでは3教室に分かれることで一箇所に集う
先生が10名以上にならないような工夫をして、私のところと合わせて
4箇所中継の会議のスタイルです。
事前配布の紙資料と、当日はZoomの機能としてパワーポイント画面を
共有しながら、またときには会場ごとにグループセッション(先生どうし
は1.5メートルほど離れていますが)、またZoomで全体共有というような
形で進められました。
今後、さらに改善や工夫はしていくことと思いますが、参加した皆様の
実感として、「オンラインでもできることはけっこうある」という思いを
共有できたように思います。
いま、子どもたちの学びをどのように保障していくか、きわめて重大な
局面にあり、そのことについて知恵や工夫が集められていくところと思い
ます。私もまた皆様からそうした情報をお聞きしたいと思っているところ
ですが、同時に教師の学びをどのように保障していくかについても、共に
考えてまいりたいと思っております。そのために、奇数月発行のルールを
離れて、偶数月末にも発行することでより新鮮な情報提供といたしました。
このまま毎月の通信になるかどうかわかりませんが、しばらくそうしても
いいかなと思っております。
皆様の学校でのオンラインの取り組みについても教えていただけましたら
幸いです。お待ちしております。
村瀬公胤
一般社団法人麻布教育研究所 所長
murase@azabu-edu.net
本通信は、当初は不定期刊行、そして2年前より奇数月末の発行でやって
まいりました。なので、今年3月1日の通信は「臨時号」であったのです。
しかし、昨今の状況の変化の早さには驚くことばかりで、隔月の通信では
追いつかないような情勢になってまいりました。
3月にも学校の臨時休校があり、コロナ感染のことはすでに重大な問題に
なっていたところではありましたが、4月6日に7都府県の緊急事態宣言、
その10日後には全国に宣言が拡大されまして、日本中の学校が休校になり
ました。
みなさまにもご想像がついていらっしゃると思いますが、私のほうも休業と
いいますか、4月の業務はすべてキャンセル、5月もそうなりそうな状況です。
そんな中、名護市立東江中学校さんから、「オンラインで校内研をやって
みませんか」というご提案を受けました。今週、無事に実現できましたので、
ご報告いたします。
まず4月27日(月)に、校内で研究主任の先生と教頭先生による模擬授業が
行われました。同校の先生方は生徒役となって授業を受け、そのあと、
意見交換などを行いました。私も学校のPCに接続されたWEBカメラで
その授業を参観させていただきました。
つぎに4月30日(木)に、その模擬授業も踏まえながら、同校の授業改革が、
文科省の新学習指導要領や沖縄県教育委員会の施策とどのように連関して
いるのかについて、私のほうから講話という流れになりました。
Zoomを使いまして、学校のほうでは3教室に分かれることで一箇所に集う
先生が10名以上にならないような工夫をして、私のところと合わせて
4箇所中継の会議のスタイルです。
事前配布の紙資料と、当日はZoomの機能としてパワーポイント画面を
共有しながら、またときには会場ごとにグループセッション(先生どうし
は1.5メートルほど離れていますが)、またZoomで全体共有というような
形で進められました。
今後、さらに改善や工夫はしていくことと思いますが、参加した皆様の
実感として、「オンラインでもできることはけっこうある」という思いを
共有できたように思います。
いま、子どもたちの学びをどのように保障していくか、きわめて重大な
局面にあり、そのことについて知恵や工夫が集められていくところと思い
ます。私もまた皆様からそうした情報をお聞きしたいと思っているところ
ですが、同時に教師の学びをどのように保障していくかについても、共に
考えてまいりたいと思っております。そのために、奇数月発行のルールを
離れて、偶数月末にも発行することでより新鮮な情報提供といたしました。
このまま毎月の通信になるかどうかわかりませんが、しばらくそうしても
いいかなと思っております。
皆様の学校でのオンラインの取り組みについても教えていただけましたら
幸いです。お待ちしております。
村瀬公胤
一般社団法人麻布教育研究所 所長
murase@azabu-edu.net