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「麻の葉」第12号

2013/12/25 (Wed) 18:13
麻布教育研究所通信「麻の葉」第12号

 またしばらく、間が空いてしまいました。初めての沖縄の冬を迎えて
おります。内地の知り合いのみなさまから、「沖縄って、冬も暖かいん
でしょ?」と聞かれますが、どうもそうではないようです。たしかに、
天候によっては12月に入って車のエアコン(冷房)をつけたこともあり
ますが、いっぽうで今日などはマフラーをまいていたりします。
日中は15℃くらいかなと思うのですが、風がけっこう冷たいので、
寒く感じます。東京でいうと、秋も深まったかなというころの感じです。
建物の中では、暖房をつけないぶん、さらに寒さが強調されます。

【前号から】
 ふりかえって、9月の前半は、WALS@スウェーデンでベトナムの
授業分析を報告してきて、同月後半は当のベトナムで学校の先生方や
大学教員、教育行政官との交流でした。10月は、LD学会で名護市の
取組みを紹介する機会をいただいた一方で、後半はインドネシアから
大学教員の研修(JICA「インドネシア国国別研修 教員養成機関指導者
育成」プログラム)を名護市・国頭地区で受け入れました。11月にも
また首都圏のほうで、インドネシア西ジャワ州の教員研修視察を受け
入れました。
 各研修でお世話になった学校のみなさまに、ここであらためて御礼
申し上げます。

【教育コンサルタント、アドバイザーと地域】
 このように多くの交流事業に携わりながら、ふだんは名護市の学校を
訪問し、いっしょに悩み考える日々です。沖縄本島北部の中心都市である
名護市は、6万人あまりの人口が、太平洋と東シナ海にまたがる面積
210平方キロメートル(市では県内3番目の広さ)の地域に居住しています。
なので、海、山、田畑、市街地と、様々な景観があり、学校の性格も
また様々です。ちょうど今年2013年4月の私の就任前後に、小学校の
いくつかが統合されましたが、小規模校もまだいくつかあります。
一方で、市街地ではかなりの大規模校もあります。一口に学校の課題と
いっても、また様々なのです。

 上記のインドネシアの大学教員研修で私は、「アドバイザーは、地域の
歴史と文化を知る必要がある」と話しました。これは、かなり早い時点
から私の授業研究のスタンスであったように思います。
 初めてこれを意識したのは、修士課程から博士課程にかけて、福島県
郡山市の金透小学校に通っていたころだと思います。地域住民が設立し、
育ててきた学校であればこそ有する、豊穣な実践の歴史がそこにあり
ました。以来、私は新たに学校とのおつきあいが始まるたびに、たとえ
少しでも地域のことを勉強してから参上するようにしていました。いまは
もう、大学院生のころのようには時間がとれなくなりましたが、それでも
折に触れて、訪問する学校の地域のことを学ぶ努力を続けています。

【名護でのたのしみ】
 この名護市に来た時もそうでした。3月末に名護市に引っ越して、
まず行ったのは名護市立中央図書館でした。私のアパートが学区になる
名護市立東江小学校(明治15年創立)の100周年誌など、いくつかの
学校の記念誌がありました。また、市誌や町村誌、区誌なども数多く
あり、これらを読んで、4月からの業務に備えました。
 名護市で働くようになってうれしいのは、勤務先や学校に自転車で
行けることです。4月にこちらに来て自転車を買ったのですが、すぐに
暑くなり、その後は台風などもあってなかなか乗れない日々が続いて
いました。涼しく(寒く)なってきた、今こそチャンスです。
 じつは私、ある目標を掲げております。それは、今年度中に名護市内
のすべての小中学校に自転車で行くことです。さすがに業務のときは
難しいのですが、休日に一つ一つクリアしているところです。この連休は
東海岸への往復を敢行しました。車ではわからない、自転車ならではの
肌の感覚で、学校に通う子どもたちの暮らしを感じたいのです。

【お知らせ】
 私が年来関わってきた、長野県塩尻市の小学校の子どもたちとウサギの
物語が、絵本になりました。Amazonほかで、ご購入いただけます。
詳しくは、こちらからどうぞ。
http://azabu-edu.net/wp/books
 また、合わせて、『沖縄タイムス』で2012年10月から2013年3月にかけて
連載したコラムの記事もアップしました。沖縄タイムス社のご厚意で、
転載できるようになりました。こちらからご覧いただけます。
http://azabu-edu.net/wp/books/media
コラム第5回に登場するのは、上のミミちゃんの学校です。

村瀬公胤
一般社団法人麻布教育研究所 所長
名護市教育委員会 学校教育特任アドバイザー