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「麻の葉」第9号

2013/03/09 (Sat) 02:24
麻布教育研究所通信「麻の葉」第9号

おひさしぶりです、少し時間が空いてしまいました。
第9号をお送りします。
おかげさまで、前号で宣言しました法人化を1月11日に完了しました。
麻布教育研究所は、村瀬の個人営業から、一般社団法人麻布教育研究所に
生まれ変わりました。定款上の設立時社員には、インドネシアの
プロジェクト等でいっしょに働いてきたメンバー、私を含めて4名での
立ち上げとなりました。
また、内部組織として、研究員およびジュニアバイザー(仮称)の
仕組みも作りまして、授業改革・学校改革に、村瀬個人ではなく
チームで関わる方向に進めてまいります。
ホームページのほうも、これから少しずつ改良、充実してまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

今回、法人化を自分でやってみてわかったのは、意外と素人にもできる
範囲はけっこうあるということです。これは、規制緩和の一つの流れ
でして、法人に関わる法律が変わってきたということでもあります。
けっきょく私はすべての手続きを自分で行いまして、時間もひじょうに
短時間で終わりました。

90年代にITバブルなどと呼ばれて、起業がもてはやされた時期もあります。
また近年は,社会起業というムーブメントも起こりつつあります。それでも
やはり、まだまだ日本においては起業するというのは一般的ではないのかも
しれません。起業家教育(アントレプレナー教育)というのも、もっと広く
知られるようになったらいいなと思います。
いま、学校の現場では、キャリア教育はそれなりに定着しつつあります。
でも多くは、就職のための教育・訓練に限られているのも現実で、起業の
方面はこれからの課題かもしれません。また、持続可能社会に向けた、
ソーシャルアントレプレナーシップ(社会企業精神)も、これからもっと
広がっていく分野になるでしょう。

いま日本の社会経済を見回すと、長く続いた不景気、”ブラック企業”
などの暗い話題は多いのですが、それらはみな、現在の状況を前提にした
個人の対応の話になっているように思います。現況に対応するのではなく
て、状況を自らつくり出し、変革する人材が社会として必要とされていると
思いますし、また個人のレベルでも、そうした生き方が求められていると
思います。
簡単に言うと、「就職する会社がない」というよりは、「自分で会社を
つくればいいんだ」と考える人が増えるかどうかです。
私は日々、学校で子どもたちを見ながら、そうしたことも考えています。
この子たちの10年後、20年後を想像しなければ、教育について考える
意味がありませんから。

先週は沖縄県で名護市と国頭村を廻りました。いまもっとも注目すべき
変革をなしている地域の一つです。
また、今週はベトナムに来ております。ハノイ郊外の小中学校で、
なんとかして”児童中心主義”の授業を実現しようと努力している現場
です。佐藤雅彰先生や齊藤英介先生の、息の長い支援の結果、飛躍を
成し遂げようとしている学校の先生方の姿を、私もごいっしょして
見させていただいています。
今日出かけた中学校には、なんとベトナム教育訓練省の副大臣まで
視察に訪れました。ベトナムでは、教育改革の指針として、学びの
共同体の理念に大きな期待が寄せられています。

一般社団法人麻布教育研究所
所長(代表理事)村瀬公胤
http://azabu-edu.net/